山本 昌邦 (やまもと まさくに)
世界と戦う選手を育てた人材育成論。「人を育てない限り組織の発展はない」
ジャンル
経営・ビジネス | 人材育成、組織・チーム、リーダーシップ |
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スポーツ | 夢・チャレンジ、モチベーション、チームマネジメント、オリンピック |
主な講演テーマ
心をつかむ人材育成術
企業・青年会議所向け>リーダーシップ・人材育成
人材育成において最も重要で不可欠なのが、「人のこころを育てる力」です。育成というのは人の心をどれだけつかむのか、つまり人の心を育てるということだと思います。人の心を育て強い個を育成し、強い組織をつくり上げていくということ、これこそが人材育成の本質ではないでしょうか。強烈な個性とプライドを持った日本代表選手たちの無限な可能性を引き出し、組織の中で最大限のパフォーマンスを発揮できる環境をつくりあげてきた背景をじっくりお話します。
リーダーの条件~次世代の指揮者たちへ~
企業・青年会議所向け>リーダーシップ・人材育成
選手を指導する際に常に心がけていることは、選手自身に問題を考えさせ、解決法を探らせることで、“気づき”を促すことです。選手自らが問題を消化し、無限の選択肢の中からより良いプロセスを選択していく判断力・問題解決能力を養成していくことが大切なのです。リーダーは自分の主張を一方的に押し付けるのではなく、選手に“気づき”を与えること、つまり「教え上手」であると同時に「聞き上手」である必要があります。対話と気づきの繰り返し、これがリーダーに必要な資質と言えます。このように、経営者・リーダーは個人に結果を追い求めるのではなく、一流になるための思考法・プロセスを浸透させ、モチベーションの維持をするための環境づくりに尽力していくことが大切でしょう。
一流選手から学ぶ目標達成へのプロセス
企業・青年会議所向け>リーダーシップ・人材育成
どのような分野においても、一流になるには、常に高い目標意識を持ち、目標に向けた並々ならぬ努力を継続していくことが不可欠です。これまでの指導経験で出会った数々の一流選手たちが、どのような姿勢を心がけ、気持ちを維持してきたかなど、目標達成へのプロセス・思考法をお話します。山本が間近で指導をしてきた中田英寿氏・中山雅史選手・川口能活選手など、サッカー界の一流選手たちのエピソードを交えながら、選手として、ビジネスマンとして飛躍していくためのヒントをお伝えします。
子どもを伸ばす極意
教育機関向け>教職員・PTA保護者対象
サッカーで子どもたちを指導する際に必ず言うことは、「失敗を恐れないでチャレンジしなさい」ということです。「結果で判断するのではなく、過程のパフォーマンスに子どもの成長の本質を見出す」という姿勢こそが、子どもの生きる力を伸ばしていくためには大切な心構えだと思います。そして、少しの成長でも「ほめて」あげることで、長所を伸ばしてあげることです。子どもは認めて欲しいという気持ちが強く、否定的なことはほとんど受け入れません。いかにして子どもの生きる力を伸ばしていくかを、教師の方々・保護者の方々と一緒に考えていきたいと思います。
夢を持って生きていこう!
教育機関向け>生徒対象
人は、夢に向って生きていくことで必ず成長していきます。喜び・感動・出会い・苦しみ・挫折…夢中になって物事に向き合っていくことで、何事にも代えがたいかけがえのない体験を得ることができるのです。挑戦し、失敗をした数だけ人間は成長し、こういった経験は必ずや人生の財産になるでしょう。「今」を大切に、夢を持って前に進み続けることの素晴らしさを伝えていきたい。
講演料
応相談
プロフィール
1958年4月4日生まれ。静岡県沼津市出身。1977年、日本大学三島高等学校卒業。1981年、国士舘大学卒業。現役時代のポジションはディフェンダー。冷静な判断と鋭いタックルを武器に、ユース代表、ユニバーシアード代表、日本代表とそれぞれの世代で、代表選手として活躍。大学卒業後は、ヤマハ発動機株式会社サッカー部に入団。翌1982年には日本サッカーリーグ2部優勝、1983年天皇杯優勝とチームに貢献。1987年、29歳で惜しまれながら現役を引退。
その後、指導者としての道を選択し、ヤマハ発動機のコーチに。1997年ワールドユースでは監督として当時最高のベスト8という好成績を収めた。ジュビロ磐田でのコーチを経て、日本代表コーチとして、フィリップ・トルシエ氏やジーコ氏を支え、2002年W杯ベスト16の成績を残す。W杯終了後、オリンピック日本代表監督に就任。2004年11月には、古巣ジュビロ磐田のチーム再建のため、監督に就任。数々の日本代表選手を育成・指導し、豊富な国際大会での実績と経験は、日本人指導者としては特筆すべき存在であり、指導者としての揺るぎない地位を確立した。
現在は、NHK サッカー解説をはじめとして、高校・大学サッカーでの指導など、幅広い活動を展開。また、2009 年からは、母校・国士舘大学体育学部の客員教授として活動をしている。
経歴
1995年 | 第10回FIFAワールドユース(U-20)選手権 ベスト8 日本五輪代表コーチ就任 |
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1996年 | アトランタオリンピック出場 |
1997年 | U-19 日本代表監督就任 第11回FIFAワールドユース(U-20)選手権 ベスト8 |
6月 AFC最優秀コーチ賞受賞 | |
7月 ジュビロ磐田ヘッドコーチ就任 | |
10月 Jリーグ2ndステージ優勝 | |
11月 Jリーグサントリーチャンピオンシップ優勝 | |
1998年 | 8月 Jリーグヤマザキナビスコカップ優勝 Jリーグ1stステージ優勝 |
10月 日本代表コーチ就任 | |
1999年 | 4月 第12回FIFAワールドユース(U-20)準優勝 |
11月 シドニーオリンピック出場権獲得 | |
2000年 | 9月 シドニーオリンピックベスト8 |
10月 第12回アジアカップ(レバノン)優勝 | |
2001年 | 6月 FIFAコンフェデレーションカップ準優勝 |
2002年 | 6月 FIFAワールドカップコリア・ジャパン ベスト16 |
7月 日本代表コーチ兼日本五輪代表監督就任 | |
2003年 | 1月 日本五輪代表監督専任 |
2004年 | 8月 アテネ五輪出場 |
11月 ジュビロ磐田監督就任 | |
2006年 | 6月 ジュビロ磐田監督辞任 |
2007年 | 現在に至るまで、サッカー解説者として活躍中 |
2009年 | 国士舘大学体育学部客員教授 |
主な実績
書籍
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セットプレーの戦術と略
ノビテクマガジンのコラム
- 山本昌邦【目次】理念が活きる組織の条件
- 山本昌邦【第1回】人を育てることでしか強いチームは作れない – 理念が活きる組織の条件
- 山本昌邦【第2回】育てるべきは、努力できる力 – 理念が活きる組織の条件