小林宏之講師の著書「OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント」をご紹介

小林宏之講師の著書「OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント」をご紹介

リスクマネジメント・危機管理専門家 小林宏之講師の著書をご紹介します。

アメリカ・シリコンバレーをはじめ、欧米のビジネス界で採用されているリスクマネジメント術!

OODAとはObserve―Orient―Decide―Actのループの頭文字で、具体的には、情報収集―状況判断-意思決定-行動の一連のマネジマントのこと。変化や想定外の事態などの非常時や危機管理に対応するための意思決定の思考術である。

日本に広く定着したPDCAは業務改善、効率化、品質改良などのマネジメントサイクルだが、これは平時のマネジメントサイクルであり、その決定的な違いは、PDCAは計画が出発点であるのに対して、OODAは観察(情報収集)と状況判断(状況認識)となり、一連のループ、マネジメントサイクルに要する時間には桁違いの差が生まれる。

OODAは朝鮮戦争を経験したアメリカ空軍のパイロットにより考案された、戦闘における意思決定のループである。敵機や周囲の状況を眼で見て、状況を把握・判断し、自機の採るべき行動を意思決定して操縦し、敵機を打ち落とす。撃墜するか撃墜されるか、生死を分ける意思決定であり、まさに危機管理における究極の意思決定のループであると言ってよい。

世界経済のグローバル化、発展途上国の成長、技術革新の目覚ましい発展などにより、今までの常識では予想がつかない出来事、激しい変化に対応する必要が生じてきている。こうした背景から欧米ではビジネスにおいても、1970年代に考案された戦時のマネジメントである、OODAが再び注目されるようになった。

その理由は変化の速さに対応するためには、即断即決で意思決定ができる体制を整備しておく必要があるからだ。そしてその整備とは、企業風土、組織体制、リーダーの人材育成、業務モデルなど、さまざまな角度からの包括的な変革を要する。

危機管理と危機対応能力。
政治家や官僚、また企業や個人、昨今のさまざまなインシデントやトラブル、不祥事への対応例から、OODAの仕組みを解説し、新時代に必要なリーダー像を構築していく。

【目次】
第1章 リスクマネジメントの本質―今、なぜ危機管理が必要なのか
第2章 事例で見る危機発生時のリーダー論―組織の運命はリーダー次第
第3章 OODA時代に求められる役割遂行型リーダーシップ
第4章 OODAの概念―リスクマネジメント・危機管理のための意思決定ループ
第5章 OODAループ① Observe「観察」する能力を鍛える
第6章 OODAループ② Observe―Orient「観察」「状況判断」をするために情報力を磨く
第7章 OODAループ③ Observe―Orient 悲観的に準備する
第8章 OODAループ④ Decide決断力を磨く
第9章 OODAループ⑤ Act楽観的に対応する
第10章 OODA時代を生き抜く リーダーに求められる条件
第11章 持続可能な組織運営のためにリーダーをどう選び、育てるべきか

是非、お手に取ってご覧ください。

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